第9回サイクルマラソン

2005 10/30 開催

サイクルマラソンとは、当店が主催するサイクリングです。

誰でも楽しく参加できるのが特徴です。

しかし、今回は、、、。

 

「スーパーサイクルマラソン」!

 

ルートの発表後の反応は

「なんだよ!このルートって!?」

「こんなキツいルートじゃ、とても走れない!!」

「参加したかったけど、自信がないのでやめます、、。」

と、いうのがほとんどでした。

 

参加者がいなかったら、中止にしようと考えていたのですが、

Mな人も結構いるもので、

17名も集まっちゃいました。

主催者が言うのもナンですが、この人たち凄いなぁ。

ルートのキツさを知りながら、申し込んでるとしたらね、、、。


●サイクルマラソンのルール

大勢で一般公道を走るのですから、他の通行者に迷惑をかける恐れがあります。
交通ルールは各自で厳守します。また、レースではないので争って先を行かないようにします。
あらかじめ途中のポイントで、集合します。全員が揃ってから再出発です。


当日の様子(大出の個人的レポート)

「きっとこのイベントは、『伝説』となるであろう。」

無謀としか言えないルートを選定しておきながら、無責任にも大出は思いました。

「自分だったら、絶対に参加しない!!」

下見で数ヶ所の工事現場、トンネル、未舗装区間を確認。

しかも距離が180Kmもありました。

これじゃマズいので、未舗装区間を含む40Kmをカット!

それでも140Km近い距離のルートとなります。

募集時に「約120Kmのルート〜」と言ってたので、ちょっとオーバーしてしまいました。

でも、山岳が一つ減ったので、これで相殺ということで(笑)。

きっと誰も文句を言わないでしょうから、大丈夫です。

当日。

集合は日光市所野運動公園駐車場です。

大出が到着したころには、Mな参加者達が集まっていました。

集合時刻になったので、点呼をとりました。

参加者は、

金田一さん、若林さん、川田さん、大西さん、佐治さん、大石さん、松村さん、

国友さん、岡野さん、朝日さん、石川さん、田村さん、阿部さん、笹沼さん

以上、14名が伝説のスーパーサイクルマラソンに挑戦します。

 

残念ながら用事で来られなくなってしまった福田さん、江口さん、塚原さんも

参加申し込みをした事は、伝説に残るでしょう(?)

自転車伴走&ガイドは、リベルタスTBC(実業団!)の4人にお任せしました。

しかし、今回は「スーパーサイクルマラソン」です。

どんなトラブルが待ち受けているか解りません。

大出は万が一に備えて、伴走車スタッフを2名(2台)募集しました。

もしも7〜8人がリタイヤしちゃって、回収できないと困りますからね。

お手伝いしていただいたのは、会津輪行ツーリングにも参加した川村さんと、

もてぎ耐久でMTBクラス3位入賞した吉田さんです。

万全の体制で、伝説のスーパーサイクルマラソンをサポートします。

いよいよ出発です。

まずは、あのキツい霧降有料道路を登ります。

しかも日光側から!

大谷橋からものすごい勾配の登り坂が始まります。

しかも先は長い!

それなのに先頭集団は、かなり速いペースで登っていってしまいました。

遅れてなるものか!と懸命に追いかける佐治さん!

紅葉狩りのハイカー達が、写真を撮る大出に声をかけてきます。

ハ「自転車で大変ですね〜。どこまで行くんですか?」

大「ここから塩原を越えて、戻って来ようかと・・・。」

ハ「塩原?(けげんそうな顔つき)ここからかなり遠いわよ。」

大「ええ、日塩もみじラインを越えて、見依から引き換えすんです。」

ハ「(絶対間違ってると思い込んでる)何キロ位走るの?」

大「だいたい140Kmくらいです。」

ハ「(!!!かなりショック!!)・・・。頑張ってください〜。」

大「はい。ありがとうございます〜。」

やっぱりなぁ。一般の人に言ったら『絶対無理』って言うよな。

こうでなきゃ、伝説にはならないのだ。

 

霧降の登りは長いです。

料金所まで登るのも大変です。

料金所で、さっそく2名がピックアップされました。

笹沼さんと阿部さんです。

まだ先は長いので、序盤は力を温存する作戦でしょうか?

この霧降を登りきっても、すぐに日塩もみじラインの登りがあることを考えれば、

その作戦はナイスです!

伴走車は前にいた参加者全員を追い抜いて、ちょっと広い場所に駐車しました。

だいたい霧降有料道路の中間くらいです。

ここで、二人は伴走車を降りました。

大出は伴走車から降りて、次々と登ってくる参加者たちの写真を撮ります。

まず、最初に来たのは金田一さんでした。

その後を国友さんが追います。

紅葉が始まったばかりの霧降は、とても気持ちが良いです。

しかし、参加者はそれどころじゃありません。

必死になって、ペダルをひと漕ぎ、またひと漕ぎと、きつい登りを進みます。

気力の切れ目がペースの切れ目になっているので、

ここはひとつ踏ん張りどころでしょう。

岡野さんが登っていきました。

ペースは押さえ気味ですが、足はしっかり回っています。

彼は完走出来そうです。

サポート川村さんが、先頭を追って移動しました。

「先に六方沢に行って、待ってます。」

後続が数人続いて、もうそろそろ全員かなと思ったころ、

若林さんが登って来ました。

何と!アウターギアで!

料金所で見たときも、アウターだったけど、あのままずっとアウター?

この霧降を?

ありえな〜い! 

サポート吉田さんが登ってきました。

誰か乗せています。

田村さんでした。睡眠不足で疲れたみたいです。

六方沢は霧で視界が悪く、何も見えませんでした。

でもせっかくだから全員で記念撮影。

ここからはお待ちかねの下りです。

ところが、下りが始まって国友さんがパンク。

今日、3回目のパンクです。

スペアチューブはたっぷり持ってきたのですが、再パンクが怖いので

このまま自動車で下ることにしました。

大笹牧場で、また小休止。

全員が集まったところで、栗山村へ降ります。

川治ダムの手前のスペースで全員一時ストップ。

この先にある長いトンネルについて説明会が始まりました。

 

川治温泉方面に向かうトンネルは工事中で、片側交互通行です。

でも、これは見方によっては『対向車が来ない一方通行状態』でもあります。

トンネルで追い越しする自動車は、まずいないはずですから、

サイクリング集団の前と後を、伴走車で「護衛」すれば安全に走れるのです。

名付けて『サイドイッチ護衛船団作戦』!

サンドイッチ護衛船団作戦は、思っていたとおりスムーズで安全な通行を実現しました。

この先の小さなトンネルも、すべてこの作戦で切り抜けられそうです。

ところがここでまたトラブル。

佐治さんがパンクです。

サンドイッチ護衛船団の後続をしていた大出伴走車が、修理フォローのため停車。

大出の代わりに吉田伴走車が、他の参加者の後に付いて行きました。

 

佐治さんはチュブラーですが、大出はスペアを持ってきていません。

工事区間のある長距離サイクリングでチューブラーを使うとは、、、。

想定外です。

佐治さんはパンクを覚悟していたらしく、

スペアタイヤに接着剤を付けて持ってきていました。

が、この接着剤(接着テープ)が、くっつきあってしまい剥がれません。

無理に剥がしても、使えそうもありません。

残念ですが、ここで佐治さんリタイアです。

佐治さんを乗せて、大出伴走車は日塩もみじラインまでやってきました。

料金所の手前で、他の参加者&伴走車に追いつきました。

ここからまた地獄の登りです。

さっきの霧降ほど勾配はきつくありません。が、とにかく長いのです。

もみじライン山頂の富士見駐車場まで、約12Kmの登り。

知らぬが仏。

参加者のみなさん、ファイト〜!

休憩地点の富士見駐車場では、先導伴走車の川村さんがテーブルを広げてサポートをしていました。

時間も12時を過ぎていたので、参加者も食事休憩です。

紅葉シーズンだけに、かなりの観光客が見守るなかでの昼食となりました。

しかし、参加者の一部は、まだ到着していません。

大出伴走車は、様子を見に降りていきました。

遅れていた笹沼さん、阿部さん、松村さんの3人を強制回収、

富士見駐車場へピックアップしました。

3人ともかなり疲れています。

このあと、さらに尾頭トンネルの登りが、待っているんだけどなぁ。

 

休憩を終えて、一行は日塩もみじラインの後半に入ります。

笹沼さんと阿部さんは、下りも自動車で下ることにしました。

ほとんど下りですが、かなりスピードが出るので注意が必要です。

昼食休憩で冷えた身体は、下り坂でさらに冷えます。

これがキツイ!

でも、そのくらいのキツさがないと伝説にはなりません。

なんとか塩原側に降り、休憩ポイントのコンビニに到着。

すでに2時を過ぎていました。

まだ80Kmしか走っていないので、あと60Kmは残っているはずです。

今日は、順調にいけば3時に終わる、という大出の見込みは甘かったようです。

ここから阿部さんは、再スタートをしました。

コンビニからは、ゆるやかな登りが待っていました。

しかし、風向きは向かい風です。

自動車の交通量は少なかったので、大出伴走車は時速25〜30Kmで走行。

風よけに数名の参加者が、ピッタリと付いてきました。

(これで少しはペースが上がって、予定時間のペースに近づくと良いなぁ。)

などと甘い考えをしていたら、登りの勾配がキツくなり、

おまけに交通量も増え初めて、ペーサー出来なくなりました。

そして大西さんが緊急回収となりました。

彼は今日はヒザの調子があまり良くなかったのを、無理して走っていたのです。

翌週はツール・ド・おきなわの参加を予定しているので

大事をとって、今日はここで伴走車に乗ります。

 

他の参加者の体力も心配です。

大出伴走車は、トンネルの手前で待機。

遅れて登ってくる参加者を応援します。

かなり登りがきついです。

川田さんが登ってきました。

「あ〜。もうダメだ〜。(伴走車に)乗せてくれ〜。」

川田さんは、口ではツラそうですがペダリングは、しっかりしています。

まだまだイケルでしょ。ファァイイイトォオオオ!!!

「うう、冷てぇなぁ。」

川田さんは、グチをこぼしながらもしっかり走っていきました。

そのあとに登ってきたのは若林さんです。

ほとんどの参加者が通過し、この先で待機しているので

これ以上長引かせないためにも、ぼちぼち強制回収しなければなりません。

若林さんは、ゆっくりですが、力強くペダリングしていました。

これなら、まだ大丈夫そうです。

「もしかして、ボクが最後ですか〜?」

「いえ、まだ後に一人いるけど、彼を回収したら結局最後かな。」

「頑張りま〜す。」

若林さんは、登っていきました。

最後に登ってきたのは松村さんです。

かなり遅れているうえに、ちょっとツラそう。

強制回収したほうが良さそうです。

 

結局、3名をピックアップ。

笹沼さん、松村さん、大西さんです。

ピークで待機していた他のメンバーと合流して、

尾頭トンネルをみんなで下ります。

ここでも例の「サンドイッチ護衛船団作戦」!

下りだったので走行ペースが速く、あまり自動車と変わりません。

護衛船団、活躍ならず・・・。

三依の交差点から鬼怒川を目指します。

ここからは、ほとんど下り。

ただ、紅葉シーズンということもあって、交通量が多いので安心は出来ません。

川村伴走車が集団を先導し、大出伴走車は集団の後に付き、

吉田伴走車が集団から遅れた参加者をサポートします。

龍王峡あたりまで降りてきたところで大出携帯に着信。

吉田さんからでした。

「阿部さんが遅れているので、どうしましょうか?」

「う〜ん、時間も天気もヤバイので、回収お願いします。」

阿部さんを回収して、吉田伴走車は鬼怒川へ向かいます。

大出が鬼怒川温泉に着いたころ、先導の川村さんから着信。

「ウエスタン村手前で、渋滞にはまっています。雨も降ってきました。

 参加者を先に行かせましょうか?」

自動車は渋滞に弱い、けど、自転車に渋滞は関係ない。

雨が降ってきているならと、先に行ってもらいました。

伴走自動車が頼りにならない今、伴走自転車(?)のリベルタスTBCが頼りです。

 

大出伴走車は鬼怒川で、吉田伴走車と合流しました。

渋滞を避けるべく裏道を探しましたが、失念してしまい断念。

有料道路を使って、遅れを取り返します。

しかし、ウエスタン村渋滞にはまり30分くらいダラダラ運転です。

幸い雨は降っていませんが、この調子じゃ参加者は

もうゴールしちゃったのではないでしょうか?

スタッフが遅れてしまっては申し訳ないのですが、仕方がありません。

午後4:30。

大出伴走車、やっとゴール到着。

川村さんはバーナーでお湯を沸かし、0暖かいコーヒーを用意して、

ゴールした参加者に振る舞っていました。ありがとうございます。

寒かったのでとても助かりました。

 

トラブルはいろいろありましたが、スーパーサイクルマラソンは無事に終了。

この無謀とも言えるルートを走りきった参加者たちは、偉大でした。

参加した皆さん、伴走車でお手伝いしてくれた川村さん、吉田さん、

そしてリベルタスTBCの皆さん、お疲れさまでした。

来年も6月と10月に開催する予定です。

6月のサイクルマラソンは、登りを少なく距離も短く初心者向けに

10月のサイクルマラソンは、登りだらけで距離が長い中級者向けにします。

今回ほどじゃないけど。

では、お楽しみに。

報告:大出


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